夢ばかりでは危険だし、現実的すぎても面白くない。
楽観的すぎても足下をすくわれるし、否定的すぎてもまた然り。
おもて(陽)が輝いていられるのは、おかげさまで影(陰)のおかげで、
そこに苦しみがあるからこそ、幸せと思える。
中庸
自分の中にある、その両端と両端。ちゃんと今どこにあるか知るということ。
きっと毎日、端っこは変化する。
バランスをとる。
できるだけ、柔らかく。
いつだって、自分の中に答えはあるのだ、と、
自分を深く見つめていくと、
そこは他人とつながっている。
まさに、鏡のように。
人は、大なり小なりの、たんこぶを心に抱えて生きていて、
その自らの癒しのために、生きる知恵を身につけていくのかもしれない。
そして、その、自分のための癒しはきっと、
知らず知らずのうちに、
しかし確実に、
他人の癒しにもつながっていく。
時に、
芸術が人の心を打つように、
心のこもった料理が人を感動させるように、
そして、笑顔が笑顔を呼ぶように。
自分と深く関わる、覚悟がようやくできた、かも。