UMINY: 06/2009

6/30/2009

決めどころ


夢ばかりでは危険だし、現実的すぎても面白くない。

楽観的すぎても足下をすくわれるし、否定的すぎてもまた然り。

おもて(陽)が輝いていられるのは、おかげさまで影(陰)のおかげで、

そこに苦しみがあるからこそ、幸せと思える。


中庸


自分の中にある、その両端と両端。ちゃんと今どこにあるか知るということ。

きっと毎日、端っこは変化する。

バランスをとる。

できるだけ、柔らかく。


いつだって、自分の中に答えはあるのだ、と、

自分を深く見つめていくと、

そこは他人とつながっている。

まさに、鏡のように。



人は、大なり小なりの、たんこぶを心に抱えて生きていて、

その自らの癒しのために、生きる知恵を身につけていくのかもしれない。

そして、その、自分のための癒しはきっと、

知らず知らずのうちに、

しかし確実に、

他人の癒しにもつながっていく。

時に、

芸術が人の心を打つように、

心のこもった料理が人を感動させるように、

そして、笑顔が笑顔を呼ぶように。


自分と深く関わる、覚悟がようやくできた、かも。



6/23/2009

おまつり。


またまたやってます。


ちょっと前に過ぎてしまった友人の誕生日祝いを兼ねて、Ribs & Greens まつり。

前回同様、大量の葉っぱと、


リブ(と、それに喰らいつきたいしのび


そして、ウチの猫たちにはビックリのゲスト、Lisa ( Birthday girl )と一緒に登場したTobyさん。


            こにゃにゃちは。

しのびは全く臆することなく堂々とTobyと向き合っていましたが、ねこはそそくさとクローゼットに隠れてしまいました。

あれ、サムライだったはずじゃ・・・

いやいや、そんな時もあるよね、そこでゆっくりしておいで。


さて、大きな包みを抱えたBrianが登場。
Lisaへのプレゼントと思いきや、ウチらへの半年前のお祝いだそうです。

も、もしや、これは!?

じゅーさー、じゅーさー!

うつくしい。

Brian、ありがとう。ジュースまつりもできるね。


HAPPY BIRTHDAY! LISA!

お茶でスモークしたリブはとっても柔らかくて、今までで一番の仕上がり。コトコト煮た葉っぱも、味がしっかりしみ込んでいていくらでも食べられそう。

ママにも持って行ってあげよう。

幸せ味のおすそわけ。


6/21/2009

みつけた


眠気眼をパリっと覚ますような、

こころがドキドキするような、

からだがふるえるような、

目には見えないけれど、

確実にそこにあるものを、

みつけた。


白洲正子






血の中、骨の中、肉の中、

しみこむ、しみこむ。


6/18/2009

サムライ vs くのいち


ウチのねこさん、

瞑想(ぼーっとするの)が特技。

そしてちょっと肥満体。


しかし、そんな彼にめざましい変化が。


毎日くり広げられる、しのびとの壮絶な追いかけっこの結果、





ある日突然、カウンタートップに華麗なジャンプを披露。(たぶんダイエットに成功)


おお。


一緒に住み始めてから、ここまで高いところにジャンプしたのは初めて見ました。





やっぱり、君はサムライ。

いつでも真剣勝負。

かっこいい。



6/14/2009

しみこむ


備忘録として

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ 
星野道夫「長い旅の途上」文春文庫 本文より

心の中の暗いところをじっと見つめることで、「光」を物語った宮沢賢治。彼の本を読んでいる最中に、星野道夫さん(Wikipediaより)のこの言葉を見つけました。


やはり、どこかで何かがつながっている気がする。


ことばが、体の中にしみこんでいきます。


最近思うのは、何年か前にこれらのことばに出会っていたとしても、きっと「わからなかった」のだろうな、ということ。教科書で勉強した宮沢賢治は、それこそ「はるかはるか遠くのおとぎ話」。その妙に暗い雰囲気は、少し怖かったように思います。


今、このタイミングで出会わなければならなかったように思えて仕方がないのです。


スクラップしてきたたくさんの人のたくさんのことば。それらがみな同じことを教えてくれているような気がしています。


「全身全霊で望めば宇宙が味方になってくれる」
パウロ・コエーリョ「アルケミスト」角川文庫 本文より

おバカなわたしは「何か超自然的なパワーが味方してくれるのだ」と思っていましたが、そうではなくて、宇宙は自分の中にあって、結局は自分自身の心のことを言っているのだ、と気が付いたのはつい最近。なんだか、気になる人が発することば、綴ることば、すべてが、そこへ行き着くように思えます。


「山河大地日月星辰これ心なり」
大自然、大宇宙を活動させているエネルギーが、そのまま自分の心(生命)である、という意味である。
境野勝悟「道元『禅』の言葉」三笠書房 本文より


星野道夫さんの綴ることばに惹かれたのは、きっと彼が彼自身の中の宇宙で、そして緊張感高まる大自然の中で、静かに自分自身を見つめている様がありありと感じられて、わたしもちょっとでもいいからそうありたいという「あこがれ」からかもしれません。

光を求める旅へ。

きっとヒントはあちこちに転がっている。


星野道夫 ☆ ALASKA(←こちらでどうぞ)


長い旅の途上 (文春文庫)

星野道夫「長い旅の途上」文春文庫


6/08/2009

探し物が、


見つかりました。


近日中に私の元に再び戻ってきます。


それをなくしてから1ヶ月弱。


最初の1週間は探しまくっても見つからなくて落胆していました。

最近は「どうにもならんもんはどうにもならんし」と腹を決めておりました。

今朝になって日本の友人から『NYにあるはずの「それ」が、なんだか自分のところに届いちゃったのだけれど、大丈夫?』という連絡がきました。

そう、なくしたのはここNY。でも見つかったのは、なんと日本。



なんで?



どうやらわたしをおいて旅に出ていたようです。


ずっとそのことばかり考えて悶々としているのも余計につらいし、他の方向にも意識を向けてみたほうが「楽しく」て「健康」なんではないか、ということで、

「よし、あれはもう見つからなくても大丈夫、自分」

というところまできての連絡だったので。やっぱり井上陽水は正しかった、「探すのをやめたとき見つかることもよくある話で」って本当にそうなんだ、と妙に納得しました。


なくす前と、見つかった後で、物質的にはプラスマイナスゼロと言うか、それが戻ってくるわけだから以前と変わらずそれはわたしと共にあるわけだけれど、こころの方には未だかつてない大きな変化をもたらしてくれたような気がします。


ほんとうにほんとうに、いろんなことや、ものや、人が、いろんなことを教えてくれます。


すべてに、ありがとう。






6/05/2009

気になっていた


Beef Wellington(←熱のこもった作り方はこちら)

ちょっと好きで、かなり観ていた番組 Hell's Kitchen(今シーズンは既に終了)の定番メニュー。



作ってみようじゃないか。

今まで食べたことがないのに、見てくれだけ真似をして作ってみました。

何となく、似てる。

似てるけど、おいしくない。


そして、

肉が悪いのか、火を入れ過ぎたのか、パイが厚いのか、

何にもわからない。


それ自体がどういう風に「おいしい」のかを知らずに作るのは、とても無謀ですね。


勉強して出直します。


とりあえず、おいしい Beef Wellington が食べられるお店を探しましょう。


ひとりごと:もっぱらお肉な気分。

6/04/2009

あの音が


今夜、聞こえました。
 
カチリ。(←過去記事こちら)



やはり、心と体はつながっていて、だから人と人もつながっているのですね。

素直に、嬉しい。


「苦しい時こそ笑え。」

実を言うと、頭ではわかっていてもホントの本当の意味ではわかっていませんでした。

どうしても、どうしても、できなかった。

湧き出てくる色んな感情は自分の内側にとどめておいた方が楽だと思っていて、でもそれは、実はもっともっと自分の首を絞めている結果になっていたのだと気付いていました。でも、それに気が付いてからも、どうにかこうにかできるまで、かなりの時間を費やした気がします。

口角がひきつっててもいいから、とにかくそこから始めることができたなら、時間はかかっても、じきに本当の笑みが自然とあふれ出てくる。


そして、それはきっと相手にも通じている、

のかな。



おまけ:いろいろ

いつもブログの更新を邪魔する人が、今週はどこぞのビーチでワイワイしているので、更新頻度が上がっております。
この人たちも、いつもよりのびのびしているようです。


だからって、ごはんはまだあげないけどね。


そうそう、フウセンカズラが芽を出しました。

5つのうちの2つはしのびに食べられました。残りの3つ、チキンワイヤーで囲い作戦です。あ、ちなみに外に出していたグリーンピースとスイートバジルはリスにやられて撃沈です。