UMINY: 2008

12/13/2008

一日のおわりに、

鳴る音 「カチリ。」

ごくごくたまにこの音が鳴ることがある。
パズルの最後の1ピースがパチっとはまるように、
なんとも言えない幸福感を感じさせるこの音が、
心の中にも鳴り響く。

ネコと一緒に朝の時間をゆったり過ごして、
少しぎくしゃくしていた人との「雪解け」を感じて、
満面の笑顔の友人には実は赤ちゃんができていて、
膨大な量の仕事を笑いながら片付けて、
英語の電話もちょっと余裕でできたりして、
大好きな人が家で私を待っていて、
「月がきれいだ」というメールに心が踊る。

みんなの幸せがぎゅっと集まったような一日。
みんながちょっとずつの幸せに感染して、
わたしの心に大きな幸せが生まれる。

「カチリ。」

明日がどうなるかなんてわからないけれど、
少なくとも希望があるということはすてきなことだ。

いや、むしろ辛いことがあるからこそ人は「幸せ」を感じることができるのだ。だとしたら、苦痛もそんなに悪いもんじゃない。

次の「カチリ」はいつかしら。

そうだ、また楽しみが一つできたじゃない。



ひとりごと:

上手く伝えられていないかもしれませんが、いやはやなんとも清々しい一日だったので、ついついここに書き留めてしまいました。毎日こうだったらいいなと思いながらも、そうじゃないからこんな風に気持ちよく感じられるのだと思ったら、やはり人は辛い思いもした方がいいんです、きっと。

ちなみに「カチリ」の極めつけは Jay Leno のTVショーに出ていたJamie Foxxでした。

面白すぎましたので。
       

12/06/2008

であい

よくぞNYへ、そしてわたしのもとへ。



もこさん、ありがとう。

11/30/2008

チキン派

今年も忙しかった感謝祭までの日々。おかげさまでなんとか死なずに済みました。

感謝祭当日は仕事が早く終わります。家に帰って小汚い洋服を脱皮して小ぎれいな格好に着替え、さらにぼさぼさ頭&ぼろぼろ顔を修正してから彼のママのお家へ。

ターキーではなくチキン派です。

コーニッシュヘンの中に、

コーンブレッドの詰め物が入ります。

というわけで1人につき1つ。

暖色のテーブルセッティングは心も温かくしてくれます。
キャンドルやお皿の上のネームカードも手作り。
家族の一員と認めてもらったような気がして、気恥ずかしいような、嬉しいような。

カラス、スカイ。

何しろここ数日まともに食べれていなかったので、ここぞとばかりに栄養補給、アルコホール補給。

今年もごちそうさまでした。

さて、クリスマスも頑張って乗り切りますか。

おまけの情報:今宵ふたたび…

Kitty姫参上。
やっぱり相変わらずふーふー言ってます。只今カウチのど真ん中を占領中。何故にこんなに態度がでかいのか。と言うか、環境の変化に瞬時に適応できるこの能力には目を見張るものがあります。その横でネコは小さく丸くなる…
ネコ、もっと頑張れ。

11/18/2008

2ヶ月前に…

母からきていたEメールに今朝になって気がつきました。



普段あまり使っていないメールアカウントに入っていたので、2ヶ月ものあいだ気がつきませんでした。

怒り、申し訳なさ、憤り、自分に対する情けなさ、色んな気持ちが交錯して、ああ、なんだか涙が止まらない。

本当は、
一番素直になりたいのに素直になることができない。
一番感謝したいのに感謝の気持ちを伝えることができない。
一番伝えたいことがあるのにそれすらもできない。

ダメだ、こりゃ。

とにかく今夜、勇気を出して電話しよう(かな…)

11/06/2008

新たな歴史の始まりに


8年ぶりに街は希望に満ちあふれている。


さあ、これからがはじまりだ。

風にのって

ランナーたちが駆け抜けて行きます。


NYCマラソン。11月2日、とても気持ちのよい青空でした。毎年この日はみんなでマラソンを見に行ってからお母さんのウチでランチをして、映画を観たりゲームをしたり飲んだり食べたりして夜まで一緒に過ごすのがならわし(?)です。いつも仕事で参加できなかったけれど、今年はようやく出席できました。

マラソンコース沿いの教会前ではゴスペルライブ。近所の人たちも飛び入りで歌ったり踊ったり。こんなに盛り上がるものだとは知りませんでした。マラソン。

前日に焼いたリンゴのマフィン。かごに入れてラッピングして手みやげにしました。誰かさんがつまみ食いをするもんで微妙に隙間が空いていますが、気にしない、気にしない。


時間がとてもゆっくり流れているような、そんな一日でした。こんなにゆったりとした気分で過ごすのはいつぶりだろう。いつも頭の隅にある「しなければいけないこと」をたとえ一時でも考えなくていい時間、忘れてしまえる時間、そんな時があってもいいですよね。そういえば彼の妹が編み物を教えてくれたのですが、編み物って頭の中が「無」になって瞑想にも似たような感じがするのはわたしだけでしょうか。

何だか妙にはまってしまって、先日さっそく毛糸と棒針を購入。


作っているのは「はらまき」です。

もうちょっと上達したらウチのねこ用のちょっきに挑戦です。

10/28/2008

漂白のすゝめ

今日のNY、非常に寒いです。朝起きた時も部屋の中が暗すぎて夕方まで寝過ごしたのかとびっくりしましたが、休日にも関わらずいつもより早起きでした。

空が暗いと心も沈みがち。

また、どうしたって前向きな気持ちになれない時もたまにはあるものです。

雨と風が強過ぎてとても外には出られなかったので、しばらくなおざりにしていたストーブトップの掃除をおもむろに始めてみました。

やりだしたら止まらなくなってしまって、ゴミ箱、冷蔵庫を攻撃。

やかんもフライパンもごしごし、ふきふき。シンクいっぱいにお湯をはって漂白剤をちょろりとたらして待つこと数分。くすんでいたシンクがあっという間にぴっかぴかになってくれました。ついでにまな板も殺菌。

くすみが消えて行くさまを見るのは今更ながらとてもとても気持ちがいいものです。

心に染み付いたもやもやを、さらりとかっこよく取り除く漂白剤のような強さを手に入れたいもんだ、と、ぴかぴかの排水溝を見ながら思ったりして。


くさくさした気分の時にちょろりと数滴。お試しあれ。

おまけ:行きずりのパブにて

先日、夕食を作るのがおっくうだったので、寄り道ディナー。喉が渇いていたのでこの日はビールでした。Cane & Ebel というビール、初めて飲みましたが(説明によればグレープフルーツのような)フルーティーな味わいでとてもよかったです。

お酒の勉強がしたくなってきました。



10/14/2008

くつの海

ウチに帰ったらくつの海になっていました。


新品同様のくつを大量にもらってきたようです。(和風サンダルは自前。)喜んでいたらすべて男性サイズ。わたしの分はないようです。くやしいのでとりあえず履いて写真だけでも撮ってみました。

くつが入っていた紙袋がもぞもぞしていたので、

のぞいてみたところ、Kittyでした。

彼の妹のねこ、Kitty。ウチのねこに追いかけられて紙袋の中に隠れた模様。一週間半ばかり預かっていたのですが今日帰って行ってしまいました。ウチのねこも心なしか寂しそうにしています。ねこの運動不足解消のためにも本格的に相棒を探そうかと検討中です。

ウチに来た初日はお互いどたどた、ふーふー言ってましたが、5日ほどでちょっとだけ距離が縮まったみたい。


今日に至ってはもしかしてお別れと分かっていたのか、お互いの体をキレイにしあっていました。(30秒くらい)
いい感じと思いきや、すぐにまたふーふーと威嚇。やはり一週間やそこらでは無理ですよね。

Kitty、また遊びに来てね。


おまけ:最近のはまりもの

涼しくなってきたのでビールでもないし、ワインもお休みしたい、と思って何を飲んだらいいか(別に飲まなくてもいいのに飲みたい人)分からなくなっていた時に、とあるバーで久しぶりにウイスキーを飲みました。これがなんだか無性においしくて近頃めっきりウイスキー。と言っても詳しくないので「日本の山崎みたいの」と言ってお店の人が薦めてくれたのを飲んでいるところ。ウイスキーの詳しいことはよくわかりませんが、この季節、非常においしく感じるのはわたしだけでしょうか。

今飲んでいるウイスキーのボトルがすてきです。
スコッチです。

9/25/2008

本の虫が、

ただいま大活動中です。

過ごしやすいこの季節、読書の秋とはよく言ったもので(単に時差ぼけでひきこもっていただけですが)読みたかった本を片っ端から読んでいます。

休日、コーヒーのおともに、はたまた通勤の待ち時間に、そして夜眠りに就く前に。

以前は本をもらってきたり借りたりしていたのですが、自分の嗜好がはっきりしてきたのか、欲しい本は買いためて何度も読みたいと思うようになりました。本の中でまた色々な本が紹介されていたりすると次はそれを読んでみよう、という具合。本の連鎖の中心にいるのは河合隼雄(wikipedia より)さん。日本にいる時よりも日本の本をよく読んでいる気がします。今更ながら宮沢賢治を読み出しています。でもむしろNYにいるからこそ、こういった人生の先輩たちの声に耳を傾けることを自分が欲しているのかもしれません。

そんな中、最近読んですばらしいと思った本。
 『道徳 梅原猛の授業』朝日文庫 



何を以て道徳を言うのか、今こうして外国で生きながら、わたし自身も「道徳心」を問う、問われる場面によく直面します。そんな中にあってこの著書は道徳に対する一つの道筋、それもかなり確信に近い考え方を示してくれているように思います。姉の子供たちが大きくなったらプレゼントしたい一冊です。

おまけ:読書中毒者の図書館

かなり偏っていますが、これから読みたい本も含めてメモ書きがわりに使っています。
秋の夜長に何か本を探していらっしゃいましたら、是非ご参考(なるかわかりませんが)までに。




9/18/2008

きらきらと

光る贈り物をまたまたもこさんからいただきました♪

ピアスです。ビーズとピアスの金具を使ったなんとお手製です。早速お気に入りに仲間入り。
実は気に入って使っていたピアスを日本で片方落としてしまっていた私。(お風呂の排水溝にあっけなく流れていってしまいました……)すてきなピアスがまた私の元にきてくれて、ほんとにほんとに嬉しい。もこさん、いつもありがとう。

日本から戻ってきて約一週間。一緒に日本に行った彼もろとも見事に時差ボケまっしぐらです。仕事の日、休みの日にかかわらず夜中の3時頃になると眠れなくなるので、先日始まった大相撲をインターネットで見ています。すごいですね、ライブで見られるんです、秋場所。こんな機能があるなんて今まで知りませんでした。当たり前ですがおかげで寝不足です。悪循環です。でも相撲の行く末が気になって仕方がない。一体いつになったら眠れるようになるんでしょう……寝ようとあせっちゃいけないそうなので、このまま流れに身をまかせてみようと思います。

〜日本でお世話になった方々へ〜

美しが丘、ばんざいばんざい、ありがとう!朝方までおじゃましてごめんなさい……でも楽しかった!Jeffrey Wrightともんじゃ、こりゃもう忘れられませんねペアカップ一生大切にします。お二人もずーっと笑顔でありますように!めぐ家のこーきがいい男になりますように!六本木で新発見!?

いやはや、まだまだ書ききれない……

みなさん、このご恩はいつか必ず。

おまけ:猫好きの本
 
     猫だましい

心理学者 河合隼雄さんの「猫だましい」
NYの紀伊国屋で探したのですが見つからず日本にて入手。
やっぱり猫は奥が深い。

9/01/2008

スリランカ+かばん

今年の誕生日にスリランカの方に頂いた布を引っ張りだしてきて、肩からかけられるかばんを作りました。

ミシンがないので手縫いで。

赤い糸が途中で足りなくなったので青やら黒やらで。

ひもが微妙に長いことが縫い終わってから判明したので、余分な部分は輪ゴムで調整。


耐久性がちょっと心配ですが、裏地を張ったのでしばらくは大丈夫でしょう。

明日は仕事なのでいそいそ旅支度。明後日から日本に一時帰国します。お子を産んだ友人やお世話になった(なっている)人たちに会えるのが何よりも楽しみです。

NYの空を見上げるとひっきりなしに飛行機が飛んでいて、その度にどこかへ行きたくなる衝動に駆られていましたが、今度はわたしも空の上。

いい旅になるといいな。

旅のおとも:きんちゃく袋
もこさんに頂いた秋色のきんちゃく袋。旅のおともに持って行きます♪

8/23/2008

ピクニックな日

休日、ウチの近くのFort Greene Parkへ。

寝っころがれるように地面に敷く布、読みかけの本、iPod、ごはんは近所で買って持っていきました。

ところが、なにしろものすごくお腹が空いていて道中終始無言、いつもの公園がとても遠くに感じます。
ピクニックというより……ごはんを食べる場所探し、みたい。

何はともあれごはんごはん。

グラタン、パスタ、チキンウィング、グリーン(ズ)。

あまりの空腹に家で食べてから公園に行こうか、とも思ったのですが、やっぱり外に出て食べてよかったです。心地よい風が吹いていました。

時間がゆったり流れて行きます。

夕方、もう秋の気配を感じます。


お腹がいっぱいになって横になって本を読んでいたわたし。ふと目を上げるとヨガ(…かな?)が始まっていました。思わず本を放っぽり出してその姿に見とれてしまいました。


(見ている分には)とても気持ちよさそうです。

お腹が空いただけでカリカリしちゃいけないと反省した一日でした。



8/19/2008

じゃぱん

盛り上がっている(らしい)オリンピック、ウチにはケーブルTVがないので日本が頑張っている様子があまりわかりません。でも世界中の選手が真剣勝負している姿はかっこいいです。

翌月に日本に一時帰国する予定なのですが、なんだか無性に日本食が食べたくなって、先日えいこら作っていました。

揚げ出し豆腐にひじきの煮物、玄米ごはん


日本の食材が比較的楽に手に入るので助かります。日本にいた頃は玄米を食べたいとあまり思わなかったのに、どうしたものかこちらに来てから玄米がとてもおいしく感じています。そう言えば毎朝飲むコーヒーもブラックだったのに、今では豆乳無しには飲めません。体が本能的に体に優しいものを求めているのでしょうか、きっと。

彼は食後にこんなものを食べていました。

アップルソース……


口をあんぐり開けているわたしの横でお皿になみなみ注いでおいしそうに食べていました。わたし、知らなかったのですが、アップルソースってこんな風にそのまま食べるんですね。(というか、この人だけなんでしょうか?)パンにぬったりするジャムの類いかと思ってました。

軽く文化の違いを感じた日でした。

おまけ:インテリア

どこからどうみても日本の傘ですが、わたしのではなく彼のです。玄関に2個もあります。日本食が大好きで、日本の(ちょっと変な)小物もたくさんもっている日本好きのこの人、オリンピックではがっつりアメリカを応援しているのを横目で見て(←日本がメダルをとっている姿をあまり見れないのでちょっとひがんでいる)やっぱりアメリカ人だったんだと再確認した一日でした。


8/15/2008

ご近所さん

ブログでお知り合いになったsachikoさんと初デイト。

実はびっくりするほどご近所さんでした。

仕事や人生に対する彼女の考え方にとても共感して、会って話すのが初めてとは思えないほど。コーヒーとサンドイッチをおつまみに、ふたりとも腕をくみながら「ふむふむ。なるほど。」と仕事や人生について話し込んでいたらあっという間に時間が過ぎていました。

実は仕事のことでちょいとストレス気味だったわたし。でも元気をたくさんもらいました。

sachikoさん、お時間作ってくれてありがとう!



ひとりごと

最近めっきり涼しくなったNY。
もう夏も終わりかな……
時間が過ぎ去るのが本当に早くて日付を見てはびっくりしているけれど、過ぎ去った日々、淡々とした日常の中にも確実に何かがあるのだ、と思うと、もしかしたら今日で終わってしまうかもしれないわたしの一日、大事にしなくては!と、少しだけ肌寒い風も手伝って心が引き締まるのでした。 





8/08/2008

みどりの中へ

とある休日。

セントラルパークの北の端から入って少し歩くと滝がある、というので友達とマイナスイオンを求めて行ってきました。

みどりの中をずんずん進みます。


滝、発見の図。

都会の中にこんなところが!と思うほどみどりに溢れていました。たまにちびっ子探検隊が横切ったり自転車で走り去る人を見て、ここがセントラルパークの中だったと我に返りますが、岩の上に寝そべって空を見ていると、どこか遠くへ旅行に出たような気分でした。

みどりに埋もれる、の図。

みどり色の服を着ていたので、さながらカメレオン状態です。若干へっぴり腰なのは気にしないでください。

滝を離れて道なのか道じゃないのかわからないような所にちょっとだけ分け入ったりして探検しました。自然の中で遊ぶのは本当に久しぶりです。子供の頃は平気だった(と思う)のに、今は体に虫がつくのが怖かったり小さな小動物にものすごくびくびくしたり。なんだか大人になって臆病になったようです。
そんなわたしの横では友達が目をきらきらさせてトトロに出てくるメイちゃんのようでした。
今度来るときは彼女にトウモロコシを持たせてみよう。

森を抜けると青空が見えました。


今まで深い森の中にいたと思ったらいきなり歩道に出てしまって少し拍子抜け。でも車や人の姿が見えると現実に戻ってきたような感じがしてちょっとほっとします。

なんだかんだと歩き続けていたらコロンバスサークルまで来ていました。

のどカラカラで買ったアイスコーヒー。とてつもなくおいしかったです。


おまけ:ウチのねこ


帰ってきたらこんな姿で寝ていました。

8/02/2008

新しい月

8月になりました。

そうそう、引っ越し。理想の部屋とルームメイトが決まって、いざ!……というところまできていたのですが、土壇場でキャンセルしてしまいました。相手の方、とても気さくないい人だっただけに申し訳なかったです。キャンセルした当日、彼女から電話があって「私、すごくラッキーだわ。すぐにルームメイトが見つかったの。だから私のことは気にしないでゆっくり探してね。」と言ってくれました。

「なんなんだ、この人は!?」と思う私。

私の勝手な都合で予定を変更させてしまったのに、この気遣い。

こんな人になりたい。

こちらに来てから、本当に色んな人がいて色んな体験をして嫌なこともあれば嬉しいこともありますが、やはり「嬉しいこと」の方を心の中にどんどん溜めていきたいです。


引っ越しをためらわせたのは、自分の中のタイミング。正直、決まってからも迷っていました。迷いは後悔を生むかもしれない。「今でいいのだろうか、これでいいのだろうか」という疑問が後々大きな不満に発展するかもしれない。そう思ったら踏み切れなくなってしまった、というわけ。

たかが引っ越し。されど引っ越し。

この人に出会えたのだからきっと私の部屋探しもあながち間違いではないかもしれない、と思ってみたり。この人の気遣いを無駄にしないように、新しい月、また一からじっくり探してみようと思ったのでした。




7/17/2008

引っ越し

最近、引っ越しを考えています。

このNYにて、私の人生の中で(今のところ)最大級と思われる出来事に見舞われておりました。

厄年でもないのに。

きっと落ちるところまで落ちたので、後は復活するだけです。

人が少し嫌になって周りがみんな敵に見えたりしましたが、そこから救い上げてくれるのもやはり人なのですね。ようやく自分がいつものように笑えるようになったとき、周りも「ふっ」と気が抜けたようになって笑い返してくれると、人の温かさを改めて感じるとともに、自分がいかに周囲を不安に、そして不快にしていたかが思い知らされて申し訳なく思います。だったら始めから笑っていられたらよかったのに……

自分の気持ちと格闘して、自分の弱さを見せつけられて、それを認めざるをえなくなったとき、心がふっ切れたように軽くなります。
stay strong. life is too short.
友人がかけてくれた言葉が心に響きます。そしてもう大丈夫と思えます。

そうして今、次に向かってまた歩き始めています。

NYに来て初めての引っ越し。Brooklynしか考えていない自分がなんだか可笑しかったりするのですが、一度決めたら行動が早い私は、早速Craigslistで見つけたよさそうな所に手当たり次第メイルを送ります。

明日は一件目の面接です。


おまけ:ねこ好きのお宝

 BoweryのWhole Foods付近にいたねこ(の図)。
 渋いお顔に哀愁すら感じます。

7/10/2008

あそびごころ

Caroll Garden で晩ご飯の約束をしたので目的地までぶらぶら歩いて行きました。(地下鉄GかFトレインBergen Stという駅の周辺がCaroll Gardenと呼ばれる地域です)

持っていた住所をたよりに「この辺かしら」と思った矢先、飛び込んできたのが、


ロブスター。

わかりやすくて助かります。


というわけで、本日の晩ご飯はこちらにて。

BIG TROUT



ガーデンがあいていたので迷わず外に陣取りました。あそびごころ満載の雰囲気で、座っているだけで楽しくなってきます。


明るい色のお花がそこかしこに置かれていたり、


自転車がぶら下がっていたり、


ついでに船もつり下がっていたり、


魚が壁を泳いでいたり。

ちょっとビーチに行ったような気分になれます。食べ物のお味自体はぼちぼちなのですが、楽しい雰囲気の中、夏の夕空の下で飲みながら過ごす時間は、お家では味わえない格別なものです。ちょうどハッピーアワー(4:00~6:00pm)で飲み物も食べ物も半額でした。ちなみに屋内とガーデンで料理の内容が違うそうですが、やはり夏はガーデンをおすすめします。



だって、ビールがおいしいんだもの。

おまけ:商売がたき

隣はメキシカンのお店のようです。入り口もかわいらしく、こちらも負けじとにぎやかでした。



この周辺はすてきな雰囲気のレストランやカフェ、バーなどがたくさんあります。また機会があったらご紹介しますね。

7/06/2008

Brooklyn Heights のフルーツ


Brooklyn Heights にはこんなフルーツがあります。

パイナップル
オレンジ
クランベリー
こんな住所に住んでみたいです。写真は冬が終わりかけの頃に撮ったものですが、先日この近所でFalafel を食べた時にはこの木は緑でいっぱいでした。この辺りは歩いていて気持ちが良いので、ぐるぐると散歩するにはおすすめです。DUMBO やBrooklyn Heights Promenade はすぐそこです。

読みかけの本をたずさえてあてもなくぶらぶら散歩。何に拘束されることなく自分の時間が過ごせるということが、今とても贅沢なことに感じます。読みたい時に本を読み、食べたい時にごはんを食べて、歩きたくなったら歩く。自分自身にすらも縛られている日常。それを解放してやれるのも自分自身。サイクル通りの生活はそれはそれで楽なのですが、たまには空気を入れ替えてあげなくては。そこにあるちょっとした発見がこの上なく楽かったりして、張っていた糸がゆるゆると、気持ちがほろほろとほどけていきます。

これだから散歩はやめられない。

散歩中毒な今日この頃です。


おまけ:散歩中毒者のおとも

 村上春樹「海辺のカフカ」

「ねじまき鳥」も読みたくなってきました。